朝日新聞社の文章校正AI 「Typoless(タイポレス)」
AIのモデルを更新し、校正性能が向上
2025.5.21
文章校正AI「Typoless(タイポレス)」はAI校正エンジンのモデルアップデートを実施しました。これにより、AIの指摘の正確性が大幅に向上し、前モデルに比べて誤検知が65%減りました。また、文脈により適した誤変換の検知や言い換えの提案が可能になり、企業名や製品名などの固有名詞のタイポ(誤植)の検知や冗長な表現の指摘も可能になりました。AIの性能向上に伴い、これまで提供していた校正精度の設定が不要となり、スマートフィルター機能を廃止しました。今後は設定を調整しなくても、AIが自動で文章中の潜在的なエラーを検知します。
「Typoless」は、朝日新聞の膨大な校正履歴データを学習させたAIに、約10万個の校正ルール辞書の機能、ユーザーが独自に登録するカスタム辞書を加えた校正ツールです。文章を読みやすく整える「良文サポート」、炎上リスクチェッカーなどの便利な機能も搭載しています。弊社内で自然言語処理などのAI研究を行う「メディア研究開発センター」が開発し、2023年10月にサービスを開始しました。
法人向けプランは30日間の無料トライアルが可能で、通常料金から15%OFFのお得な年払いにも対応しています。個人向けプラン、API連携プランは14日間の無料トライアルを実施しています。今後も文章校正や情報発信にかかわる業務効率改善、誤植や不適切表現に起因するブランド毀損や炎上などのリスクマネジメントに貢献するため、さらなる機能・サービスの向上に取り組んでまいります。
AIのバージョンアップ
- 前モデルに比べて誤検知が65%減少
- より文脈に合った自然な指摘(誤変換の検知や言い換えの提案)
- 固有名詞(著名な会社名、製品名など)のタイポ検知精度向上
- 冗長な表現に対する指摘